「あの時は幽霊だったから…」 『はいはい』 あたしはバックから箱のお菓子を取り出した。 「なにこれ?」 『佑人のお母さんに渡そうと思ってたやつ』 「開けていい?」 『いいよ』 佑人はびりっと包装紙を破いた。 そして中身を取り出して固まる。