僕等の透明な夏


『だ…駄目だよ!』

「なんで?」

『だって…』

「何想像してんの?」

『なっ、何も想像してない!』

あたしは怒って佑人の側を離れた。

想像してるのは佑人のほうでしょ!

「腹減った~」

『食べなくて平気だったんじゃないの?』