僕等の透明な夏


『わぁ~背伸びたねっ!中学2年生?』

「う…うん」

智也は照れ隠しに頭をかいた。

これは智也の昔からの癖だ。

「勇介君は?」

姫乃は目を輝かせて智也に尋ねる。

「部活。もうすぐ帰ってくると思うよっ」