僕等の透明な夏


次の日小屋に行くと、佑人はピッチングをしていた。

ボールは使っていないものの、佑人が右手を振り下ろす度に、グローブの中へボールが収まる音が聞こえる気がする。


『佑人が野球してる姿…見たかったなぁ…』

心の中の声が、自然と外に漏れた。

「……」

『あ!ご、ごめん…あたし…』