靴を揃え、あたし達は家に上がった。 「勇介~!智也~!小夏ちゃん達来たよ!」 叔母さんは家中に聞こえるような、大きな声で叫んだ。 奥からタタタ、という走る音がする。 「こ、こんにちは!」 ひょこっと顔を覗かせたのは智也だった。 「え!智也!?」