草を掻き分けながら歩き進めると、叔母さんはボロボロな家の前で止まった。 あまりに汚いので、姫乃と顔を見合わせた。 前からこんなだっけ…。 「覚えてる?前よりボロボロになったかな~」 叔母さんは笑いながら話す。 「さぁ入って」