僕等の透明な夏


『か、からかわないでよっ!』

あたしもボールを投げ返した。

「からかって…ないんだけどなっ!」

―しゅっ

佑人が投げる瞬間、目が合った。

…あ

ボールはあたしの顔の横を抜けて壁に当たる。

「ご、ごめん!強すぎた?」

この顔…。
夢にでてきた男の子…?

『佑人…あたし達キャッチボールするの初めてじゃないよね?』