「どこに住んでるの?」

「名前は?」


やっぱり目的はナンパだったみたい


あたしの隣を歩く彼は

たぶん同じ年だろうと感じた



1年ぶりに彼氏のいなくなったあたしは


そんな爽やかなオーラの彼から逃げる事もなく


一緒に歩いていた


「俺の名前は、昴」

「すばる?…あたし虹架」

昴って空に輝く星だよね

よーく見ないと見えなくて

目を凝らして夜空を見ると
たくさんの星が集まっている


それが昴だ