「…あ、あの///」
花はあれから頬を赤らめて言いたい言葉がなかなか出てこないからか落ち着きがない。
そんな花たちを覗きながら見る、眞凛と彩。
「…何してんの?」
「わわっ!!」
…ゆ、祐哉!!
祐哉も少し覗いて、眞凛と彩に手招きをして教室の前の廊下までつれてきた。
「はあ…覗いちゃだめじゃん。」
「……」
「何?覗いてていいって言われたの?」
「…いや…」
ゆ、祐哉、そんな事で怒る人だったっけ…。
「じゃあ、見ちゃだめでしょ!」
怒ってるのかと思ったらキラキラのスマイルで…。
ぐは///だめだめ…、ライバル増える…
「…もう///」
「はは、顔真っ赤!可愛いなあ」
真っ赤になっている眞凛の頭にポンっと手を載せて教室へ入ろうとする。
…やばいですよ、ちょっと!
「あ、給食準備できたってよ、葵たち呼んでこなくていいの?」
「あ、呼んでくるっ!」
花たちを呼びに行こうと曲がり角を思いっきり走っていったら…

――――ドンっ!!

「いったあ…」
「あ、ごめん」
あ、あ、あ、葵!?
…と花!?
「え・・・?」
「な、何!?」
いや、何じゃなくて…えと、何で…?
う、腕組んでるのかな…?
「あ、ああ!!」
「え、OKだったんスか…」
「うん☆」
おうおう、付き合ってすぐにラブラブとは…。
「花、後で詳しく聞かせてねっ」
「やーだっ//」
「いーじゃんけちぃ…」

まあ、二人がラブラブになれてよかったよっ!
…じゃああの告白はなんだったの!?