「きっ…つきっ…なーつーきっ!!」


気付くと目の前で絢奈が手を振っていた。



「あ…。ごめ。」



「何勝手に意識飛ばしてんのー。そんなに小谷君の事心配??」


そーじゃない…。


ほんとは蓮の事は何も考えて無かった。



たかが噂。



としか思ってなかった。



「もーあたしの事は良いんだってっ♪それより!!絢奈、明後日 晴馬とデートでしょ??暇だしショッピングでも行って服買いに行こっ??」


「んー。それもそうねえっ!!行こっっ!!あたし着替えてくるわっ。」


「いってらっしゃーい。」



あたしも身支度を始めた。



次に絢奈と遊ぶのは…1週間後に行く海か。



海なんていった事がないし…楽しみだなぁ。



「なーつきっ!!一階降りてきてー!!行くよー!」


「あっはーい!!」