「…突き離すわけ…ねぇじゃん…」





「先生…」




「絶対…正夢にはさせねえから。」




先生が話すごとに息が耳にかかってくすぐったい。




だんだん強くなる力に負けてこらえた涙が出てきた。






「先生…ありがと。信じてる」





「泣く夢なんか見てんじゃねえよ」





「ごめんなさい…」





先生はあたしから体を離して…




キスをした。