「先生…もうやめて……誤解されたらどうするのっ!!!」



駒野が俺の腕の中で言う。




「誤解とか関係ねぇんだよ!…」




駒野が俺の顔を見上げた。



目をそらさずに…お互いずっと目があったまま。




「おまえが何、気にしてるか知らねぇけど…誤解じゃないから。」



予想通り駒野がきょとんとした顔で俺の顔を見る。



「…え?」



「誤解じゃないっつってんだろ。俺もお前と同じ気持ち。」




駒野が目を見開いて口を開けたまま俺を見つめる。




何が起きてるか分かってないみたいに。



「先生…何言ってるの?」




「…何言ってんだろなー。」