ご機嫌ななめの奏悟。 笑みを浮かべるあたし。 「だぁー……チョコ……」 奏悟は唸りながら、 チョコを机の上にコンッと置いた。 「奏悟クンもてもてぇー」 「うるせ! チョコ一体どうすんだよ!」 「いつも自分で食べてんじゃん」 「おまっ、あの甘さを知らないな……?」 表ではそう言うけど くれた女の子達に悪いから、と 毎年食べているのを知っている。