あたしはその場から 早く立ち去りたくなって、 自分の席へ戻った。 ……けど、 あんまり意味が ないことに気づく。 ────斜め後ろなんじゃん! 「……夏海ィ」 もやもやと考えてるなか、 奏悟が後ろに振り向く。 「なに。もうあたし帰るんだけど」 「ぉー。知ってる。 だから一緒に帰ろうって誘おうとしたの」 「……早く支度してよ」 「へーいふぇーい」 早速チョコシューを 食べたらしく、 もごもごと口を動かしている。 ……いつもなら 家に帰ってから食べるくせに。