だけど名前も知らないキミは、ドキドキして入った教室にはいなかった。


少しだけがっかりしたんだ。


それから時々朝の電車が一緒になる度に。


胸がトクッて鳴って、つい視界に入れてしまって。


“恋”とは呼べないけど“憧れのキミ”にいつの間にかなってた。