ロールプレーイング17

目的とか、やりたいことを見つけると、いつもと同じ毎日の中身がいっぱい入っているような気分になって、充実感みたいなものを感じるようになった。僕のそんな心の変化に真っ先に気付いたのは僚介だった。僕らは久日ぶりに〝和み″でお昼ご飯を食べていた。

「一なんか最近いいことでもあったのか?」
 僚介はそう言って、天丼に付いてきた赤い柴漬けを箸でつまんだ。
「どうしたんだよ藪から棒に、、。」
 僕は〝あのこと″を僚介にも秘密にしていた。
「なんか違うんだよな~。最近の一」
 感がいいな僚介はって僕はちょっと思った。
「やりたいことが見つかったんだよ。やりたいことっていうか、やってみたいことって言う方があってるのかな。」
 世界の誰にもこの計画のことを話すのはやめようって思ってたけど、僕はやっぱり僚介にだけはこっそりとこのことを話そうって思った。
「えっマジ?何だよ教えろよ。」
 僚介は、柴漬けを小皿にもどすと、僕の方に身を乗り出した。僚介はいつだって何にだってすぐに興味をもつ。
「解った!コンピューター関係のってやつか?」
「違うよ。」
 僕はわざと勿体ぶって見せた。

「なんだよ、そこまで言ったんなら教えてくれよ。」
 僚介はついに箸まで置いて、いじけたように顎をしゃくって見せた、僕はその顔がおかしくて、笑いをこらえることができなかった。僕は笑った僚介もつられて笑い出した。笑いながら食べるご飯は何にもましておいしかった。

「実はさぁ、」

 今度は勿体ぶるわけじゃなかったけど、僕の言葉はここで途切れた。
僚介は次の言葉がでて来るのを、待ちわびている様子だった。自分のしたいこと、、、。