ロールプレーイング17


「話かわるけど、さっき井上さんになにたのまれてたんだ?」

「あぁ!」
 僚介は突然思い出したように、叫んだ。
「そうだった。さっき夕刊の代配をたのまれたんだった。」
「代配?なにそれ?」
僕は僚介に質問した。
「休みの人の変わりに、その人の分の新聞を変わりに配ることを言うんだよ。」
 へぇ~っと僕は関心して見せた。
「仕事によって、色々と専門用語みたいなもんもあるんだな。」
 朝飯でも食べないかって聞こうとしたとき、僚介が午後はその代配をしに、さっきの新聞社に行かないといけないからかえって寝るって言ってきたから、僕らはここで解散することにした。

 家に帰った僕はまず、ソラの餌を変えてやり、それから久しぶりにパソコンを開いた。僚介に出会う前は毎日こうしていたな、なんて思ったらなんだか少しおかしくなった。僕は鼻で笑った。誰もいないこの部屋で、いやソラがいたか、、、。
 パソコンを開いた物のなにをしたいのかが浮かばない。以前だったら、そんなことありはしなかったのに、、。僕は思いついたようにキーボードをたたき始めた。

〝フレア バーテンダー″

 そして検索をクリックした。もちろん始めてみるページだった。僚介の見る夢をこっそり垣間見るような気持ちになった。 
 フレアバーテンダーとは、エンターテイメントとして、楽しめるバーテンダーのことです。派手なアクションをしておいしいお酒を提供し、なおかつエンターテインメントを兼ね備えたバーテンダーのことを、フレアバーテンダーと呼びます。
 ぱっと見ただけで、グラスの名前や、道具の種類、シェイカーもパーツごとに名前があって、、。ご丁寧に技の一つ一つにも名前が付いていた。テレビではなんとなく見たことがあったけど、、。その世界は意外と奥が深く、ほんの少しだけど、、