ロールプレーイング17

 僚介は、あたりさわりの無い紹介文を並べて、井上さんに僕のことを紹介した。ありがたいなって僕は僚介に感謝した。
「ほう、そんな立派な友達が僚介にもいたとわなぁ。」
 井上さんは関心したように僕を見下ろした。僕は全然立派なんかじゃないい、今は、、、。旗から見ればただの登校拒否児に過ぎないことくらい本当のことを言えば自分が一番良くわかっていた。
「僚介ももうちょっと頭のいいガキだったらなぁ。北高にもいけただろうに。」
 井上さんは、笑いながら僚介の方を見た。
「ちょっちょっと~そりゃあないよ~その言い方は井上さ~ん。俺だってこう見えていろいろ頑張ってんだからさぁ。」
頑張ってる?
そうだよな、僚介は夢ってやつに向かって歩いてるんだもんな。

「もうすぐ夏休みだろう、良かったら君も新聞配達てつだってみないか。」
突然だった。そんなこと考えつきもしないことだった。

「いいじゃんやろうぜ!一が来てくれれば、俺もうれしいよ。」
 僚介は本気でそう思っているようだった。
「僕は、、バイクも乗れないし、家とかもわかんないと思うから無理だよ。」
 僕にそんなことが出来るわけが無いって思った
「大丈夫だよ、チャリでも余裕でで来るし、順路長もあるから、心配なんていらないよ。」
 僕には出来ないって。そう声を大にして言いたかった。
「順路長って言うのはなぁ、各家庭の配達順を記号で表した帳簿のことだ。僚介にできるんだから、よっぽどでない限り大丈夫だよ。」
 井上さんは僕にそういった。だからやりたくないし、順路長の話なんかも聞いてないから、、、。
「ただ、時間だな、二時半には出店しないといけないんだ、親御さんは許してくれるかなぁ。」
 親は基本的に、どうでもいいから、、、。
「別にうちの親は何も言わないけど、、。」
「じゃあ決まりだな。夏休みは二十日からか?」