ロールプレーイング17

〝ありがとう僚介〟

 僕は心の中でそうつぶやいた。
 窓の外の桜の木の葉が、ざわざわと音をたてて、葉を揺らした。
 もしかしたら、そこに僚介がいるのかなって、、。ふとそんなふうに思った。
 僚介はずっと僕のそばにいる、形を変えて、、、。一握りの灰として、出なければ、僕を取り巻く空気として、全てを作り出す分子として、、。  
さらには僕の心の中に行き続ける、思い出として、、、。
 決して消えたのではない、僕と一緒に生き続ける。
 僕は幸せだった。生きていることが嬉しかった。

 青々としたその木々の葉の色達は、ただ色彩として存在するだけでなく。はっきりと僕に何かを語りかけてくれていた。

 

 






 

 僚介に逢えたこと。

 友達になれたこと。

 僕は後悔などしていない、、。




 だって、、、この本が書けたのだから。