「赤城くんは…
悪い学生…なんかじゃないよ…」

つぶやくように言う。


「にゃんこちゃん…」

「赤城くん…
やんちゃでハデで目立つけど…、
…優しい子だってあたしはおも…」


急に抱きしめられた。

突然のことで
どうしたらいいのかわからない。

あたしはそのまま
彼に体を預けた。