「あなたがどれだけ本気でも
あたしは教師よ?
何かが起こるなんて
100%ありえないから」

強い口調で言い放った。

「立場なんか関係ない。
にゃんこちゃんの
ほんとの気持ち、教えて…?」「ほんとも何も…
ねぇまず、
あなたの気持ちが
本気かどうか信じらんない。
それから、
もし本気でも
学生とは何もありえない。
その上、
あたしには恋人がいる。

だから諦めて??」



まくし立てるように言うと
赤城くんは
悲しそうな顔でつぶやいた。

「…わかった」