そして今日も教室のドアを開ける。 ―ガラッ 「あっっ未結! おはようっ♪」 …!? 真っ先に挨拶してきたのは…亜耶。 …いつもは話しもしてくれないのに…。 何…企んでるんだろ。 遠くから、蒼の視線を感じた。 「…てゆーかさー? 未結、髪長くなーい??」 奈苗がいきなり…そう言った。 髪…それは、私が今まで大事にし続けてきたもの。 だから今じゃ、背中の終わりくらいまでのびた。