少し気まずくなり黙っていたが



あたしは言った



美由「美菜。失恋とか失敗とかで嫌になって逃げる事があるかもしれない。でもね、逃げてるだけじゃこの世界では生きていけないの。その失恋とか失敗の壁を越えて人は強くなるものなの。だから、もう今は先の事を考えよう。辛いかもしれないけど、楽しい事を一つでも沢山見つけて、苦しんだ分幸せになろう。」



美菜「………美由…。ありがとう。やっぱり美由が一番の理解者だよ。あたしの思ってて、言って欲しい事を言ってくれる。本当に双子で良かった。」



あたしたちは微笑み合い



そして店を出た。