美由「…………」



思わず黙る



美菜「ごめん、帰ろ。」



美菜は涙を拭うと



下駄箱から靴をだし



履いてからくるりと回り



あたしの方を向いた。



美菜「遅いよ!何ぼーっと突っ立ってんの!」



さっきの事はなかったように



笑いながら言う。



でも…



どこか、無理している



苦しそうな様子だった