3章、思い

~傷~

下校は勿論、美菜としている。



待ち合わせは下駄箱



美由「待った?」



美菜「ううん。」



どこか遠い目をした美菜。



〔ズキンッ〕



美由「…っ」



胸が締め付けられるように痛む



美菜を見ると



涙を静かに流していた。



そう………



この胸の痛みはあたしのじゃない。