美菜が危ない



それだけは感じとっていた。



でもそれ以外は一切分からない、あたしと美菜は途切れてしまったから



もし何かあったらあたしのせいだ!と思い美菜が行きそうな所を考えた。



でも一切浮かばない。



まるで見たことも無い人を捜している感覚と似ていた。



そう、あたしの中から美菜の存在が少しずつ消されていっていたのだ。