「う、ん」 「…オレさ、女の子ならみんな大好きだったんだ」 「…うん」 「…でもさ、みさとちゃんとクレープ食べに行ってから、みさとちゃんが気になって仕方なくてさ」 「っ!!」 息が詰まった。 「毎日みさとちゃんに寄ってってさ、話してるうちに気付いちゃったんだよね、」 一旦言葉をとめて、ワタシの指に自分の指を絡ませて、深呼吸をひとつ吐いた。 「この子が、好きだって」 息が、止まった。