一途なカラダ。

「だから変っんっ。」

「"変っん"?
ちゃんと言ってくれないと何が言いたいか分からないよ。」

「へ、んぁっ。」

ずるい。

ちゃんと言おうとしてるのに。

その度に言えなくさせてるのは、あんたじゃないか。

いい所で刺激を与えて言葉を発させないなんて。

絶対楽しんでるんだ。

「はぁ、はぁ、はぁ。」

「もう、息切れるんだ?
そんなに触ってないんだけどなぁ。
だけど、まだ止めてあげないから。」

その言葉通り、こいつが止める事はなくて。

「んあぁっ。………ふぁ!」

その度にあたしは出したくもない声をあげる。

「やっ………だ。
もう、止めて……。」

「そんな風に瞳に涙浮かべて上目遣いで、なんて……。
逆効果だよ、若菜。」

「ああぁぁっ!………ふ。
んぁっ、やぁ………っ。」

必死の願いも虚しく、こいつは尚も激しさを増してくる。

「も、………だ、め。
あぅ。お、ねが……。」

もう、頭がボーッとする。

これ以上は、あたしおかしくなる……。