一途なカラダ。

あたしが降ろされたのはベッドの上。

それはつまり――

「嫌っ!!
ご褒美なんて要らない!」

バタバタと足を動かすと、

「おとなしくしてて。
そしたら何も痛いことなんてしないんだから。」

それはおとなしく襲われろって事?

そんなの絶対嫌!!

尚も足を動かし続けると、こいつは怒ったような呆れたような顔をして、舌打ちをした。

チッという音と同時に手首を縛っていたネクタイが解かれたと思うと、今度はそれであたしの足首を縛り、手首はハンカチで縛られていた。

そしてこいつはあたしの上に覆いかぶさる。

見事に身動きが取れないように。

「ちょっ、痛い!」

「だから言ったよね?
おとなしくしてたら痛い事はしないって。
なのに暴れるんだもん。
仕方ないよね?」

「何がよ!って、な、何して…。」

「何って脱がしてるんだよ。
服なんて要らないから。」

すると数十秒でまたもやあたしは下着姿をこいつにさらす事となった。

「ちょっと、見ないでよっ!
この変た!あ…。」

「"へんた"?
"へんた"って何?」

分かってて訊いてるんだ。

本当たちの悪い。