「いきなり泣きだすから何かと思えばそんなことかよ。」

そんなことだと‥?

「そんなことじゃないっ!大分重大なことだよ‥!」

とりあえず、さっきまでのことを説明したのはいいけど‥

よく考えたら涼にも何か理由があったかもしれなと、今更ながら思えてしまう。

「エロ本‥ねぇ。涼が‥‥?ちょっと待てそのエロ本って俺のじゃね?」


「はぁ?意味分かんない」

「この前さ、涼の部屋に泊まりに行った時に置き忘れたエロ本があるんだよなぁ‥」

「それで今日取りに行こうと思ったら憂李がいたからさ‥」