コンプレックスラブ~50㎜の勇気~

「あの…大丈夫ですか?」
彼は心配そうな様子で私に手を差し伸べてくれた。

良い子~良くできているし~

「はい…ありがとう。あの…本当にごめんなさいね…」

「あっ…いえ、俺の方こそすみませんでした…俺…入社仕立てなんで…スタジオの場所がわかんなくて…」

入社したてかぁ~
でも…アナウンス部でこういう居なかった。
服装もラフだし…
ヘッドホンみたいなやつも首にかかってから~
ADくんだな