コンプレックスラブ~50㎜の勇気~

「だ・か・ら・上川さんのことだよ」

「上川さんがどうしたんだよ?」

「お前…不安なんだろ?上川さんのことで…」

耕一は微笑んで俺に言った。

耕一は俺の考えていたことを知っていた。

「お前の考えていることは大体わかってる。お前とは中学からの親友だからな…」

さすが耕一…俺の考えをすぐに理解してくれる。

良い親友だ