コンプレックスラブ～５０㎜の勇気～

「誰なんですか？若森さんの好きな人？」
やっぱ、翔クン…グイグイ聞いて来るなぁ～…
僕は「翔クンは口軽いだから言わない。」っと翔クンの耳元言った。
翔クンは言ってくれなかったのがショックだったのかしょんぼりしていた。
「あの～若森さん、あたしだけに好きな人を教えてくれませんか？」
真希ちゃんは僕の耳元で言った。

「えっ…？」

「もちろん、翔には言わないし、誰にも言いませんから。それに…あたし、口は硬いことを知ってるでしょ。」

「う～ん…じゃあ、今日は無理だから…明日の昼空いてる？」

「３時から空いてますけど」

「じゃあ…明日の３時にカフェで…」

「明日の３時にカフェですね。わかりました。」

「あっ！僕は時間だから、行くね。」
腕時計を見ると…８時１２分だった。