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中3の夏

私は塾の夏季講習に行く途中
ガラの悪い人たちに絡まれた。

「君可愛いね!
 お兄さんたちと一緒に買い物いこうよっ」

「私これから塾なんで」

「塾なんて行かなくていいじゃん!」


『高校生が中学生相手に何ナンパしてんだよ』

「ゲッ 龍星高じゃん」

「逃げるぞっ!!」

『大丈夫?? 怪我してない??』

「はい、 ありがとうございました。」

『名前聞いていい??』

「森下です。 森下涙華です。」

『涙華ちゃん?? 可愛い名前だね」

そういってニッコリ笑ったその人に一目ボレした。

「私もお名前聞いていいですか?」

『俺? 槇崎雷哉だよ。」


それ以来頻繁に会うようになり
私から告って付き合うことになった。