「え…?」 「一緒に見たい人はいたんですけど、誘ってもらえなかったんです。」 「そっか…。」 「いつも私からだから、たまには…って思ったんですけど、やっぱりダメでした!だから今回も私が言わなきゃダメみたいです。」 「そうなんだ…。」 「だから、先輩、今晩は勉強しないでください!」 「……えっ?!」 「だからー、んっ!」 僕は急いでココの口をふさいだ。 「ココ、黙って聞いて。」 「はい。」 「花火…一緒に見ない?」