「兄貴、もう知佳に手出すなよ? 知佳は他の女とは違うんだから」 お兄さんはすごく軽い人で 誰にでもキスとかしちゃう人。 昨日も彼女の家に泊まりだったみたい。 「あぁ。そうだな。 そこら辺にいる女は 俺が何しても抵抗しねぇもんな。 ‥でもさ、 逆に抵抗されると 俺もっとしたくなっちゃう」 そう言って あたしの頬をペロッと舐めた。 「んっ」 小さく声が漏れる。 「声もかわいい♪」 くすくす笑いながら お兄さんが言う。 「っ?!」 翔は照れた様子で固まっていた。