暑い‥
あれから
二時間経ったけど誰も通らない…





「本当にやばいかも…
 寒くなってきた…」


時刻は4時。
夏とはいえ、
昼間に比べて気温は下がり、
少し肌寒くなってきた。


「もうダメかも…
 翔、心配してるだろうな…」


急に寂しくなって泣きそうになる。




「翔ーーーー!!!!!」

あたしの翔を呼ぶ声は
虚しく森の真ん中に響き渡った。