「はい。僕のあげる」 渉が自分の水筒を差し出す。 「ありがとう」 ぐび─‥ぐび─‥ 「ぷはーー!よし行こう」 「元気になるの早っΣ」 この坂の上に従兄弟の家はある。 後少しだ。 「はぁーやっと着いた」 『お~い★★』 遠くの方から 従兄弟の翔が手を振っていた。