「もう少し、
 一緒にいていいか?……」



――――…
――…
―‥
少しずつ、
翔の声が薄れていき、
あたしは眠りに落ちた。









「んん―‥、もう朝?」

目を擦りながら
上半身だけを起き上がらせる。


「?」

布団に手をつくと
何かに触れた。
横を向くと


「えぇ!!」

隣に何故か翔が寝ていた。


(なっなんで翔が?!
 昨日、どうしたんだっけ‥
 夜に翔がきて‥
 プレゼント貰って……)

記憶を辿る。


あっ‥‥‥‥‥‥




《‥もう少し一緒にいていいか?》