『がさり』 闇に目を向けると、視界の端で何かが動いた。 (何?クマ?それともトイチ?) 選択肢としてはどれも最悪だ。 足元に落ちている木を拾う。 せめてもの抵抗。 あんなクソやろうにただで殺されてたまるか。 私はこんなとこで終わりたくない。 人影が現れた。 (トイチか! クマじゃなかった)