成瀬くんが部屋に入り、私はフラフラになりながら部屋へと向かう。

「ソファーに座ってて?ゲホッ、今お茶いれ…」


ぐらぁっと体がよろめく、足に力が入らないので、支えることができずに…

バタンッ!!

私は倒れた。成瀬くんが慌てて駆け寄ってくる。


「ごめんね?おもてなしできそうになぃ…」

語尾が消えそうな声になってしまった。

成瀬くんは私を抱っこして言った。



「お前の部屋どこ?」


私は指をさして教える。

成瀬くんは迷わず入って行き、私をベッドに下した。

そして、上に毛布をかけてくれた。


「ちょっと、台所借りるぞ?」

「ふぇ?…うん」

「寝てていいから」