―次の日、私は春ちゃんに協力してもらって、陽を屋上に呼び出した。

そして、今、屋上には陽と私だけ…



呼び出したのはいいけど、何とも気まずい空気…

「てっ、天気がいいねぇ!」

「それだけ?」


がーんっ!!

軽く流された。陽はこんな人じゃなかったのに…



「陽は私のこと嫌いなの?」



すると、微かに陽が反応を見せた。

反応したってことは…嫌いなんだ。


「…じゃあ、私、もう陽と話さない!」


言って帰ろうとしたとき―

パシンッ!!

手を掴まれた。