「痛っ」

そして、そのまま…

意識を失った。



――
――――


「んっ…」


目が覚めると、そこは保健室で…

「大丈夫?…萌愛」

「かっ、一稀?!」


予想外の人物、一稀がいた。

何でここにいるの?



「何でココに?」

「まぁ、ちょっとね…おっと、その前に」

「えっ?」

私は一稀の手に持っていたタオルを、鼻にあてられた。

バラの香りとともに…