トナリの王子サマ

「陽って手際いいね?普段から手伝ったりしてるの?」

「してない」

「えっ?じゃあ何で…?」



私が聞くと、陽は少し困ったように頭をかいた。

そして、私に背を向けた。



これ以上聞いてもムダと判断した私は、とりあえず出来そうなことから始めた。

すると…



後ろからいきなり陽に抱きしめられた。

「よっ、陽?」

「お願い…少しだけこのままにさせて…」



陽の声は震えていて、抵抗することなんて出来なかった。

1分ぐらいたった頃、ようやく離れた。


すると、陽は悲しく笑って言った。