そのあと心優はお母さんが迎えに来て帰ってた。


帰ってったあとは皆平和にクッキーを食べてる。

「望月さんがこのクッキー選んだでしょ?」

ビクッ

急に伊藤先生に声を掛けられてびっくりした…

「ぁ…はい。皆で選んで来てその中からこれ買ってきました。」

「やっぱり。このクッキーみた瞬間に絶対望月さんだと思った。」

また優しい笑顔になった。

「良く解りましたね…」

「うん、望月さんぽいって思った。」


今なら聞いても平気かな…

「先生って心優の扱い上手いですよね…」

「あぁ、昔似たようなタイプのおんなの子と知り合いだったから…」


「そうなんですか…」

だから上手いのか…

ただ一瞬寂しい顔をしたのは気のせいかな…