月・影

「その能力は使い方次第で正義にも悪にもなる。気をつけて使えよ。」




「わかりました。では、失礼します。」




「おい、コレを持っていけ。」




勇吾は、そう言って、巻物を投げた。





「俺に何か聞きたいことがあるときは、これを開け!!」




「わかりました。」




光はそう言うと、道場を出た。




丈は、道場におっ掛かって待っていた。




「終わったか?」




「まぁ、一応。」




「お前の『輝』はなんだった?」




「炎だよ。」




光がそう言うと、その二人は背中に棺桶を背負って、その街から出て行った。