「じゃあね」と私が言ったら君は 「また明日」と応えてくれた。 そんな小さな言葉に私、 ふふふと笑顔になっていた。 朝はふらふらお父さんに ついていっただけの私。 学校までは5分のはずが 20分も歩いても お家がぜんぜん見えてこない。 疲れてしゃがみこんでしまった私。 ついに涙が零れてた。 空は橙だったのに、 いつの間にか紺色に。 いちばんぼーしみーつけた それでもお家は見つからない。