ふわふわふわと
流れる雲に
恥ずかしそうに
隠れてしまう。
けれども気づいて欲しいから、
周りの雲をキラキラ照らして
「僕はここだよ」と
居場所を示す。
そんなお月様の話。
ずーっと、ずーっとしていたい。
終わらずずっと
君と2人
時間が止まってしまえば良いのに。
冷たかった公園のベンチ。
いつの間にか
ぬくぬくしてた。
「あのね、」
君の瞳に射抜かれた
私はただただ見つめるばかり。
「もしも君が今日もまた、あかいくつを履いてたら
言おうと思ってた事があるんだ」
そう言う君は
とてもとても‥
切なそうな瞳をしてた。
今日の私のくつ。
あかいくつ。

