「日曜日の同窓会‥」


ちょっと沈んだ君の声。


ドキンと鳴った私の心臓。


「また迎えに来るから」


そう言う君はどうして‥?


そんなに優しく笑うんだろう。






「またね」と言う君に


「うん、またね」と私も返す。


ひらひらひらひら
見送った


君の背中は大きくて


ドキドキドキドキ
高鳴る胸を


ぎゅっ‥とグーで
押さえながら







私はまだ


あかい鼻緒を脱げずにいたの。