翌朝5時、私のドアがスゴイ音でノックされた。
誰かと思って出てみれば・・・・黒メガネの男子生徒・・銀チャン。
「何よー・・・眠いんだけど・・・」
「いや、目が覚めたから呼びに来た。」
じっ・・・自己中ヤロウー!!こっちは眠たいんだよー・・・!
しかも銀チャン、もう制服だし。
・・・・ボタン付け違えてるけど・・・・。
「銀チャン・・ボタン・・」
「あ?付け違えてた・・。つか暇だから相手してよ。」
「やーだっ!私は寝るからねっ。じゃーねぇー。」
そういってドアを閉めたつもりだった・・・。
だけど・・・・・それは銀チャンの手によって拒まれた。
「なぁッ!?寝かせてよ・・!」
「俺は暇なんだよ。じゃ、入るから。」
私の反対を押しのけて部屋にズカズカと入り込む。
お・・乙女の部屋に躊躇なしに入ってくるなぁぁっっ!!!
我が物顔でこの部屋に入って近くにあった小さいテーブルの近くにあったクッションに座る銀チャン。
そして私を足先から頭のてっぺんまでじぃーっと眺める。
整えたのかは知らないが、その外ハネッ毛をぴょこぴょこさせて・・・。
「な・・・何・・・・・」
自分の姿を見れば・・・。
私はまだパジャマだったことに気付く・・・。
そして何故か今日だけ寝癖まである・・・・。
「ピンクの水玉パジャマ・・なぁ・・。」
怪しげに口角を上げる銀チャン。
私の、生唾を飲み込む音が聞こえた。
「・・・学園生徒に言ってみよーかな。」
「なっ・・・!!」
クククッ・・・と笑う銀チャン。
い・・・意外とSですかぁぁ・・・!?
「しかも寝癖・・スゲェな。」
「ううう・・うるさいっ・・!今日だけだからっ!」

